巣鴨の内科・小児科・消化器内科・内視鏡内科

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巣鴨で発熱時の診療予約はどうする?スムーズに医療を受ける方法

2025.07.21

巣鴨で発熱時の診療予約はどうする?スムーズに医療を受ける方法
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巣鴨エリアにお住いの方で発熱があった際にどのような対応をすることがベストなのかクリニック視点のお話をご紹介いたします。

発熱症状があるときの受診の流れ〜巣鴨・及川醫院での対応

発熱は様々な病気の症状として現れる代表的なサインです。特に感染症が疑われる場合、適切な診察と治療が重要になります。
巣鴨駅から徒歩5分という好アクセスの立地に位置する及川醫院では、発熱患者さまに対して院内感染防止のための特別な対応を行っています。感染症拡大防止のため、発熱や感染性があると思われる症状がある場合は、隔離エリアでの予約制診察となります。

私は日本消化器内視鏡学会専門医として、また及川醫院の院長として、発熱時の適切な受診方法についてご案内します。この記事では、発熱時の当院での受診の流れや予約方法について詳しく解説していきます。

発熱患者さまへの当院の基本方針

及川醫院では、発熱や感染症の疑いがある患者さまに対して、他の患者さまへの感染拡大を防ぐための対策を徹底しています。
発熱、咳、喉の痛み、鼻水などの感冒症状や、吐き気、下痢などの胃腸症状がある場合は、一般の患者さまとは別の隔離エリアで診察を行います。これは院内感染症の拡大を防止するための重要な取り組みです。

2024年10月28日からは当院の診療は原則的に予約制に移行しました。特に発熱などの感染症が疑われる症状がある場合は、必ず事前に電話での予約をお願いしています。予約なしでの来院は、他の患者さまへの感染リスクを高める可能性があるため、ご協力をお願いしています。
当院では内科診療において、発熱・咳・頭痛・貧血・めまい・吐き気・下痢など様々な症状に対応しています。風邪、インフルエンザ、気管支炎、咽頭炎、扁桃炎、肺炎、胃腸炎などの感染症も診療範囲に含まれています。
発熱の原因は様々です。単なる風邪からインフルエンザ、肺炎、尿路感染症など、重篤な疾患の可能性もあります。適切な診断と治療のためにも、症状がある場合は早めの受診をお勧めします。

発熱患者さまの隔離診察について
当院では発熱患者さまの診察において、一般の患者さまとは別のエリアで対応しています。
これは、インフルエンザやその他の感染症が疑われる場合、院内での感染拡大を防ぐための重要な対策です。隔離エリアでの診察により、他の患者さまへの感染リスクを最小限に抑えることができます。
隔離エリアでの診察は完全予約制となっています。発熱や感染症の疑いがある症状がある場合は、来院前に必ずお電話にてご予約をお願いしています。
あなたは発熱していますか?それとも家族に発熱している方がいますか?
発熱の程度や他の症状によって対応が変わることもありますので、まずはお電話でご相談ください。特に高熱が続く場合や、呼吸困難、強い倦怠感などの症状がある場合は、早めの受診が重要です。

発熱時の診察予約方法

発熱時の診察予約方法

及川醫院では2024年10月28日から診療を原則的に予約制に移行しました。特に発熱などの感染症が疑われる場合は、必ず事前の予約をお願いしています。
予約方法は主に以下の3つがあります。発熱症状がある場合は、特に電話での予約をお勧めしています。

1. 電話での予約
発熱や感染症の疑いがある場合は、まず電話での予約をお願いしています。当院の電話番号は03-3945-9270です。
電話予約の際には、症状(発熱の程度、いつから続いているか、他の症状はあるかなど)をお伝えください。症状に応じて適切な診察時間をご案内します。
受付時間は午前8:50~12:20、午後14:50~17:50となっています。
「熱があるのですが、今日診ていただけますか?」
このような簡単な問い合わせから始めていただければ、受付スタッフが丁寧に対応いたします。症状の詳細をお聞きした上で、適切な診察時間をご案内します。

2. ウェブサイトからのオンライン予約
当院のウェブサイトからは24時間いつでもオンライン予約が可能です。ただし、発熱や感染症の疑いがある場合は、適切な対応のために電話でのご予約をお勧めしています。
オンライン予約システムでは、希望日時や症状を入力することができますが、発熱の場合は特別な対応が必要なため、電話での詳細な症状の確認が重要です。
ウェブ予約は一般的な診察や、胃カメラ・大腸カメラなどの検査予約に特に便利です。

3. LINE友達登録からの予約
当院ではLINEからの予約も受け付けています。LINE友達登録をしていただくと、メッセージでの予約や問い合わせが可能です。
ただし、発熱などの急な症状がある場合は、迅速な対応のために電話でのご連絡をお願いしています。
LINE予約は、予防接種や定期的な診察の予約に便利です。

発熱時によくある質問と回答

発熱時によくある質問と回答

発熱時の受診に関して、患者さまからよくいただく質問とその回答をまとめました。

Q1: どの程度の熱があれば受診すべきですか?
一般的に38度以上の発熱が1〜2日以上続く場合は受診をお勧めします。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方、小さなお子さまは、37.5度程度の微熱でも早めの受診が望ましいです。
また、発熱の程度だけでなく、強い倦怠感、呼吸困難、意識障害などの症状を伴う場合は、すぐに受診してください。
判断に迷う場合は、まずお電話でご相談いただければ、症状に応じたアドバイスをいたします。

Q2: 発熱時の予約は当日でも可能ですか?
はい、当日の予約も可能です。ただし、診療状況によっては希望の時間にご案内できない場合もありますので、お早めにお電話でご連絡ください。
特に午前中は混雑することが多いため、可能であれば午後の診療時間帯をご検討いただくと比較的スムーズに診察を受けられることが多いです。
当院の診療時間は、月・水・木・金曜日が午前9:00〜12:30、午後15:00〜18:00、土曜日は午前9:00〜12:30となっています。火曜日、土曜日午後、日曜日(第1・第3週の午後を除く)、祝祭日は休診です。

Q3: 発熱時に持参すべきものはありますか?
診察の際には以下のものをお持ちください:
健康保険証またはマイナンバーカード
お薬手帳(服用中のお薬がある場合)
過去の診察結果や検査データ(ある場合)
お子さまの場合は母子手帳
また、水分補給のためのお飲み物をお持ちいただくことをお勧めします。発熱時は脱水症状を防ぐために水分摂取が重要です。

Q4: 発熱時の支払い方法について教えてください
当院では2025年2月より、現金だけでなくクレジットカードやスマートフォンでのQRコード決済も利用可能になりました。
発熱時は他の患者さまとの接触を減らすためにも、キャッシュレス決済のご利用をお勧めしています。
保険診療の自己負担額は保険の種類によって異なりますが、一般的な3割負担の場合、初診料や検査料を含めて数千円程度となることが多いです。

発熱を伴う主な疾患と当院での対応

発熱を伴う主な疾患と当院での対応

発熱を伴う代表的な疾患と、当院での診断・治療アプローチについてご説明します。

1.感冒(普通の風邪)
風邪は最も一般的な発熱の原因です。ウイルス感染によるもので、通常は発熱、咳、鼻水、喉の痛みなどの症状が現れます。
当院では問診と診察により診断し、症状に応じた対症療法を行います。必要に応じて解熱鎮痛薬、咳止め、抗ヒスタミン薬などを処方します。
多くの場合、安静と十分な水分摂取、適切な薬物療法で1週間程度で回復します。

2.インフルエンザ
インフルエンザは急激な高熱(38℃以上)、強い倦怠感、筋肉痛、関節痛などを特徴とするウイルス感染症です。
当院では迅速検査キットを用いた検査を実施し、陽性の場合は抗インフルエンザ薬(オセルタミビルなど)を処方します。発症から48時間以内の投与が効果的です。
インフルエンザの流行期(主に冬季)には、予防接種も実施しています。当院では毎年10月頃から接種を開始しており、65歳以上の方は居住区によって助成があります。
あなたはインフルエンザの予防接種を受けていますか?
予防接種は感染予防や重症化防止に効果的です。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方には積極的にお勧めしています。

3.新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症は発熱、咳、倦怠感、味覚・嗅覚障害などの症状を引き起こします。
当院では検査と診断を行い、症状に応じた治療を提供しています。また、新型コロナワクチンの接種も実施しています。
2025年現在、65歳以上の方を対象に助成接種を行っています。居住区に関わらず接種可能ですが、接種料金は居住区によって異なります(豊島区の場合は2,500円)。

4.扁桃炎・咽頭炎
扁桃炎や咽頭炎は喉の痛み、発熱、嚥下困難などを特徴とする感染症です。ウイルスや細菌が原因となります。
当院では喉の診察を行い、必要に応じて細菌感染が疑われる場合は抗生物質を処方します。ウイルス性の場合は対症療法を行います。
重症の場合や繰り返す場合は、耳鼻咽喉科への紹介を検討することもあります。

発熱時の自宅での対応と受診の目安

発熱時、すぐに受診すべきか迷うことも多いと思います。ここでは、自宅でできる対応と、受診を検討すべき目安についてご説明します。

自宅でできる発熱時の対応
発熱時は以下の対応を心がけてください
・十分な休息をとる
・水分を十分に摂取する(脱水予防のため)
・室温と湿度を適切に保つ
・必要に応じて市販の解熱鎮痛薬を服用する
・体温を定期的に測定し記録する

発熱は体の防御反応でもあるため、軽度の発熱であれば無理に解熱剤で下げる必要はありません。ただし、38.5度
以上の高熱や強い苦痛がある場合は、解熱鎮痛薬の服用を検討してください。


受診を検討すべき目安
以下のような場合は、当院への受診をお勧めします
・38度以上の発熱が2日以上続く場合
・呼吸困難や強い咳がある場合
・水分摂取が困難な場合
・意識障害や強い倦怠感がある場合
・基礎疾患(糖尿病、心疾患、呼吸器疾患など)がある場合
・高齢者や乳幼児の場合

判断に迷う場合は、まずお電話でご相談ください。症状をお聞きした上で、受診の必要性や適切な対応をアドバイスいたします。
発熱は様々な疾患のサインです。自己判断せず、必要に応じて医療機関を受診することが重要です。

まとめ:発熱時の適切な受診のために

発熱時の適切な受診について、当院での対応を中心にご説明してきました。最後に重要なポイントをまとめます。

発熱や感染症の疑いがある場合は、院内感染防止のため、必ず事前に電話予約をお願いしています。当院の電話番号は03-3945-9270です。
来院時は玄関のインターホンで受付に連絡の上、スタッフの指示に従って隔離エリアへお進みください。
発熱の程度や他の症状によって対応が異なりますので、症状を詳しくお伝えください。特に高熱が続く場合や、呼吸困難、強い倦怠感などの症状がある場合は、早めの受診が重要です。

当院では内科、消化器内科、内視鏡内科、小児科を併設しており、幅広い症状に対応しています。発熱以外の症状でもお気軽にご相談ください。

最後に、予防接種も重要です。インフルエンザや新型コロナウイルスのワクチン接種も行っていますので、予防に関するご相談もお待ちしています。
皆さまの健康を守るため、適切な診療体制を整えてお待ちしております。発熱などの症状がありましたら、早めのご連絡をお願いいたします。
詳細は及川醫院の公式サイトでもご確認いただけます。